ハイスペ女子( )のよこしまな所感

元社畜・現育休中30歳OVER女子( )の日々の所感。

夫が育休を取っちゃダメなのか

ふと「なんで私がいま育休を取っているんだろう」とぼんやり考えることがあります。

息子は1歳4ヶ月になりました。しかし入れる保育園は見つからない状態です。だから親が育休を取らざるをえないのは承知しています。

それにしてもなぜ夫でなく私なのか、と思ってしまうことがあるのです。子供がもっと小さい頃は母である私がオッパイをあげなければならなかったから私が休んだ方が好都合だったけれど、今はもう息子はオッパイを卒業してご飯をモリモリ食べますし、遊び場に行けば友達や父親と遊ぶこともできます。

もはや別に"私"が仕事を休んでいる必要はなく、夫が休んだっていいのです。

給料も同程度なので、夫が休暇を取って私が働いても世帯年収がガクンと下がるわけでもありません。

とは言え、現在夫はアメリカに単身赴任中だから無理なことなんですけどね。でも、仮に夫が国内勤務だったとして、この時期に夫が育児休暇を取っていたかというと、それはない気がします。

しかし夫を責めるわけではないのです。夫は働きながらもたくさんのサポートしてくれています。彼には育児に参加する気持ちが大いにあるのですが、やはり「育休は母親が取るもの」「男が育休って変じゃない?」という概念が社会にあるから夫は育休を取らない(取れない)んだと思います。

女が育休を取って仕事に復帰できるようになったり、男にも育休が認められるようになっているだけ、進歩していてありがたいことなのかもしれません。

今日の新聞には2015年度の男性の育児休暇取得率が過去最高になったという記事が出ていました。

www.nikkei.com

昨年度の男性の育休取得率は2.65%で過去最高だったそうです。

女性の育休取得率は81.5%とかなり高いのでそれに比べるとまだまだ低いのですが、値が伸びている点は喜ばしいことだと思います。

ところで女性の育休取得率は前年度より5.1ポイント減少したそうで、これが男性の育休取得率が上がった影響であれば良いのですが、減少した原因について

29人以下の小さな事業所で女性の取得率が67.9%と前年度と比べて11ポイント低下したのが一因。

と書かれていました。なぜ小さな事業所では低下しているの?ということについては憶測でしか考えられませんが、小さな事業所では従業員が育休を取っている余裕がなくなっているのかもしれませんね…。

 

愚痴ばかりを言っているようになりましたが、育休を取っていて良かったなと思う場面もあります。

息子の成長は1歳を過ぎてからより目覚ましく、毎日毎日変化があるので、その成長ぶりを間近で常に見られるというのは労働では味わえない楽しさがあります。

昨日もご飯をあげていたら、ほっぺを叩きながら「おいしー」と言われたのでキュンとしてしまいました。食事中にほっぺを叩く仕草は今までもあったのですが、「おいしー」という言葉を発したのは初めてでした。

 

こんな「仕事早く戻らないと不安だ」なんて悩みも5年、いや3年すれば「くだらんことで悩んでたな」と思える日が来るのかもしれません。