食事データベース時代よ、来い!
近頃ぱんのさんの「とある女子大生の迷走日記」というブログをよく拝見しているのですが、この記事に「わかる…わかる…」と頷いてしまいました。
需要はある
脂質異常症になって正常値にまで戻した話はこちら↓shimaneco21.hatenablog.com
正常値に戻したとは言え、今後もコレステロール摂取量を気にして生活しなければならない状況は変わっておらず、何を買うにも何を食べるにもスマホで栄養計算アプリで調べて暮らしています。
自炊の時はまだいいのですが、外食の時はメニューを見ながら「何がどれくらい入っているか」を予想しつつ、栄養計算アプリでコレステロール値を計算します。結構めんどーくさいです。
なので、瞬時に食べ物のコレステロール値がわかるシステムがあると、かなり嬉しいです。
また、知り合いに1型糖尿病の人がいて、その人は「口にした糖の量を自分で計算して、それに合ったインスリンを自分で注射しなくてはならない」と言っていたので、1型糖尿病の方にとっても瞬時に食事の栄養データがわかるシステムがあると、きっと助かるのではないかと思います。
もちろん病気の人でなくても、運動をする人や健康に気を使っている人などにとって、食べ物の情報が瞬時にわかるシステムがあるとすれば、かなり捗ります。
現時点で存在するそれっぽいもの
私が知らないだけかもしれませんが、Fitbitが今のところ理想系に近い働きをしてくれるのかなぁ、と思っています。
Fitbitにおいては食品データベースが利用できるそうです。最初は日本向けの食品データベースはなかったものの、後から追加された模様です。
日本食品データベース! - Fitbit Community
ただ、上記にあるFitbitのヘルプページを見ると、日本版はシステムとして使い勝手が"まだまだ"という印象を受けます。
英語版Fitbitなどではバーコードで食品情報を読み取ってくれるようです。日本版はまだ検索しなくては情報に有り付けないような状態のように見受けられます。
データの内容もまだまだ改善の余地がありそうです。いくつか外食も対象になっているようですが、もちろん網羅はできていません。
システム的には実現可能
(一応"元SE"だったんです、私。。)
瞬時に食事の情報を読み取るシステムは作ることは可能です。ただやはり「誰がやるの」というのが課題です。
「Fitbitが頑張る」というのもあると思うのですが、どれだけFitbitが今後日本で普及するかわかりませんし、彼らも慈善事業でやってるわけではないので「日本でヘルスケアシステム事業やっても儲からんなぁ」と思われたら(既に思われているかも)、きっと日本版システムは完成しません。
手っ取り早いのは行政が、例えば健康増進法あたりを盾に「食品データベース作りまーす!」って動き始めることだとは思いますが、そんなことよりやらなくてはならないことがたくさんありますからねぇ…。
食品データベースを作ったところで、食品の種類は日々増えるのでメンテナンスも大変です。常に食品系の会社から最新の情報を吸いださなくてはなりません。
そうなるとヘルスケアシステム事業を持つ民間企業が頑張るしかなく、企業が頑張るためには消費者が利用するしかなく、消費者が使うためには便利なシステムとデータベースが整備されている必要があり、そのためには民間企業が…(以下堂々巡り)
仮に実現したとして
仮に食品データベース社会が実現して、私たちは瞬時に食べ物の情報を得られるようになったとしたら、今後は偽装問題あたりが湧いて出てくるんだろうな〜と妄想しました。「コレステロール値を実際より少なめに登録」「国の基準と異なる測定方法を実施」みたいな…。
…作る前から課題など考えていたら前に進みませんが。
まとめると
私もカロリー(栄養素もね!)瞬時読み取り機の開発を待ってます!
っていうかFitbit実は欲しい!