スニーカーがダサかった時代があったんだよ!
今週のお題「わたしの一足」
私が大学生の頃(およそ10年前)は
「スニーカーはダサい」
という風潮がありました。
実際のところはおしゃれにスニーカーを履きこなしているセンスの良い人は世の中にはいたんだと思います。
しかし少なくとも10年前の"ようやくちょっとおしゃれに目覚めた東大女子"の間では「スニーカーはダサいもの」という認識がありました。
自分はまさに大学で"ようやくちょっとしたおしゃれに目覚めた"人間です。
高校時代におしゃれに目もくれず、自分のステータスを学力に全振りしていたわけです。
そして晴れて大学生になってようやく「自分ダセェな!!!」ということに気付き、しかもようやく自分の外見に気をくばる心の余裕ができてきたわけです。
もちろん高校時代から"おしゃれで、しかも頭の良い人"はいますが、多くの人はそんなに器用ではないわけです。私と同じように"大学デビュー"しかもデビューしきれなかった東大女子は多くいたように思います。
ここ最近は「カジュアルなファッションがトレンドだなぁ」という印象を受けます。
が、しかし10年前当時はコンサバCanCamが大正義でした。蛯原友里、山田優、押切もえの3大看板モデルがCanCamにいて、一人勝ちでした。
画像検索してみたらちゃんと見つかった!懐かしいこの顔ぶれ!
ピンクのトップス、白いふわふわスカート、かわいいヒール、白いサマンサタバサのハートのバッグで揃えれば完全な今時スタイル!(…ちょうど画像もそんな感じだ!!)
そんなわけで大学デビューをした東大女子たちは、とりあえずCanCam系…というかエビちゃん系になろう!と揃ってそのような格好をしたわけです。
エビちゃんはスニーカーを履きません。だからデビュー東大女子達はヒールのあるフェミニンなヒールのある靴を履きました。ツイード素材が特に人気だったような気がします。
加えてデビュー東大女子にとって、スニーカー(というより"運動靴")はダサい高校時代に履いていた靴なので、「おしゃれになろうとしている今、どうしても履けない!」という存在だったのです。
スニーカーを履いている女子は「自分に気を使っていない人だ!」くらいの雰囲気が当時のキャンパスにはありました。
友達は「慶應大学だと、スニーカー履いてるとハブられるらしいよ」なんて言ってました。真相は不明です。
(というかもしかして「ハブる」って死語ですかね。のけ者にするとか、無視するとか、仲間外れにするとか、そんな意味です。)
(今もそうだとは思いますが、"自分のダサさにコンプレックスのある東大女子"にとって"慶應大学女子"と"青山大学の女子"はおしゃれで可愛くて憧れの存在でした。)
そんな大学時代を過ごした私ですから、どうしてもスニーカーを履くことに抵抗があり、スニーカーを持っていませんでした。
むしろヒールのある靴にどんどんとハマっていきました。
ところがそんな時から10年経って、私は妊娠しました。そうなるとヒールなんて履けません。既に世の中はスニーカーを取り入れたカジュアルスタイルが流行していましたが、私はやはりスニーカーを履きこなせる気がせず、スニーカーではない"ぺったんこ"パンプスを履き通していました。
しかし出産するとパンプスでも無理が出てきます。重い子どもを抱っこして外を歩き回るにはパンプスだと足が痛くてたまりません。
そうしてようやく、私はABCマートに行き、「えっ、こんなにかわいいスニーカーたくさんあるの?」ということを周回遅れで知りました。3周くらい遅れてますね。
そんな私が買ったスニーカーはこちら。
淡い緑色のコンバースです。
私が高校生の頃ってスニーカーはもっとズングリムックリしててゴツい感じだったんですよ!男っぽい感じで。
それが今はこんなにシュッとしてて色もかわいいのがたくさんあるんですね。
で、この靴を買って以来、ほとんどこの靴しか履いていないという、まさに「わたしの一足」。底がかなりすり減っていて"ALL STAR"の文字も下半分消えかけています。極端な私。
息子が歩き回るようになって、スニーカー活躍の場も増えてきたので、新たなスニーカーをゲットしたいなぁと思っているところです。
でもやっぱりヒールがある靴は好きなので、早く履けるようになりたいですね。
ところで!どうも最近のCanCamはスニーカー載ってるみたいですね。それくらいカジュアル路線がトレンドということなんだと思います。私からすると結構びっくりです。