医療ニュースネタ3本立て
2016/7/8の気になるニュースは全部医療系になってしまいました。
私は就活生だった時は製薬・医療業界が第一志望でした。残念ながら縁がなかったのですが…。そんなこともあってか医療系ニュースがあると気になってしまいますね。
1. 薬剤師不在でも薬が買える!
大衆薬に限っての話なんですけどね。
風邪薬やビタミン剤などの大衆薬(第2類、第3類などと呼ばれるもの)は薬剤師が不在の時でも買えるようになるそうです。ガスター10やロキソニンなどは第1類なので対象外です。
それだけ大衆薬には需要があって、しかし薬剤師のコストは高いということなのでしょうか。
もしかすると海外旅行客をターゲットにした第2類・第3類の薬しか売らない形態の店なんか出てくるのかもしれないですね。中国人観光客は日本のビタミン剤など好きですからね。
規制が緩くなる分、安全管理の徹底という新しい課題も出てきますが、それでもドラッグストア業界などにとってはチャンスだと思います。
2. 核酸医薬ブームくる?
最近、核酸医薬に関する話を目にする機会が増えたような気がします。これから増えていくかもしれません。
遺伝子の働きを制御し、がん細胞などを狙い撃ちして治療する新しいタイプの薬。1980年代から注目が集まり、日本では日本新薬や日東電工が治験を進めている。ただ有効性などの問題から、世界で実用化されたのは現時点で3製品にとどまる。
引用元:核酸医薬品とは :日本経済新聞
現時点では「まだまだマイナー」感はあるのですが、これから飛躍的に研究が進歩していくような将来性を感じています。あくまで私個人的にですw
3. 医薬品はめちゃくちゃ赤字
ここまで将来性を感じるようなニュースを紹介してきたのですが、3つ目のニュースは残念ニュース。
今に始まったことではありませんが、医薬品業界は貿易赤字に苦しんでいます。
大学をはじめ、様々な研究機関では日々、医薬品の開発や質の向上につながる研究成果は出ているには出ているのですが、それをビジネスにつなげられるような仕組みが日本ではあまり整備されていないという背景があるかと思います。
これは私が製薬業界を中心に就職活動している時に、チャランポラン学生なりにうっすら感じたことでもありました。
就活当時、日本の景気が元気ないということもあってか(まぁ長年元気ないんですけど、特に元気なかった時期だったので)、外資系の製薬会社は新薬開発に熱心でしたが日系企業は新薬開発控えているという状況を感じとりました。新薬開発頑張るほどのお金がないんです。
就活時の私は「新薬開発に携わりたい!」という単純な純粋な思考回路だったので、ちょっとガッカリした記憶があります。まぁいずれにせよ縁がなかったんですけどね。
憧れを抱きつつも外から眺めている一般人の感想なので、中の人からすれば「違うよ」ってところもあるかもしれません。