知的財産管理技能検定3級をゲットしました!
息子の保育園が見つからないまま、彼も1歳5ヶ月に…。息子の成長は嬉しい限りですが、私はそれだけ職場に穴を開けているわけです。
息子が0歳の頃は肉体的にも精神的にも育児がきつかったので自分のキャリアのことを考える余裕はあまりなかったのですが、1歳あたりからは自分のための時間も取れるようになってきて、「せめて仕事に戻れないなら何かしら勉強しておかないと仕事復帰が不安だ」と思うようになってきました。
そこで育休中に目標にしたのがTOEICの点数アップと知的財産管理技能検定への挑戦でした。
知的財産管理技能検定とは?
TOEICはさておき、知的財産管理技能検定という資格試験があります。この資格を取れると知的財産管理技能士を名乗ることができます。
企業や団体の中にいながら知的財産を適切に管理・活用して、その企業や団体に貢献できる能力を有する人が「知的財産管理技能士」
会社"内部"の知財を管理活用するための能力を証明するための資格といったところでしょうか。
知財を扱う資格というと弁理士が有名です。弁理士は、"外部"である企業などから報酬を得る専門職業ですので、知財管理技能士とは全く別物です。
私は在職中、知財に関わることが少しあったので「きちんと勉強してみたいな〜」と考えていたことがあり前からこの資格に興味を持っていました。
試験スタイルは
能力の高い順に1級〜3級までの級があります。それぞれの級を受けるための受験資格が定められていています。私はド素人なのでもちろん3級です。
詳細な実施要領はこちら→国家試験 知的財産管理技能検定 試験実施要領
いずれも学科試験と実技試験があります。これを聞いた時「実技試験って何させられるんだ!?」と思っていたのですが、学科も実技も筆記試験です。学科試験は単に知識を問う選択問題ですが、実技試験はケースを具体的に提示されてそれに関する問題に答えていくようなスタイルです。
勉強法
弁理士の試験は超絶難しいとよく聞きますが、知的財産管理技能検定3級はそこまででもありません。
ただ私の問題は育児のために勉強時間がいつどれだけ取れるか不明というところです。しかし案じていても仕方がありません。試験は2016/7/10だったので、5月中旬ごろからノロノロを勉強をし始めてみることにしました。
サイクル1:とりあえず参考書を読む
参考書はこちらを購入。本屋でパラ見して読みやすかったので。
まずは「どんなことが書いてあるのかな〜」を把握するくらいのつもりで軽く読みました。育児の間でもあまり負担にもなりません。
サイクル2:ノートを作る
覚えるための勉強は人それぞれの方法があると思うのですが、私は書いて理解する派なので、参考書をもとに1単元をA4サイズ1ページにまとめる作業を続けました。ただ読むだけと違って時間はかかりました。
なんであっても最優先事項は息子のことですので、息子が起きれば途中でも作業中断です。たまに夜遅くになってしまうこともありました。
サイクル3:問題集に挑戦
参考書と同じシリーズの一問一答集もあります。こちらも購入しました。
1単元あたり見開き4〜5ページ程度の問題が載っていてマルバツで答えるような形式の問題集です。この作業でよくわかっていない単元がどこなのか一目瞭然になりました。
サイクル4:よくわかっていないところを参考書で復習
一問一答集をやってみて正解数の少ない単元について、もう一度参考書で復習しました。
サイクル5:模試
よくわかっていなかったところを潰しこんだら、参考書の巻末についている模試にチャレンジです。本来時間を計ってやるべきなのでしょうが、いつ息子が起きるかわからないので時間のことはあまり気にせずに取り組むようにしました。
サイクル6:過去問
過去問が公式サイトから手に入れられるので、3年分の過去問を印刷してチャレンジしました。
ここまでくるとほとんど理解度が高まっている自覚が湧いてきます。ただ過去問を解いていると「自信があったのに回答が違う」というものが少数ではありますが出てきました。参考書を見ても自分の回答の方が正しいし…過去問の回答は解説がなく回答のみだからミスプリだろうか?くらいに考えていました。
サイクル7:法改正をチェック
しかし実際はミスプリではなかったのです。
試験前日、日経新聞を読んでいると知財関連の記事を見つけました。「明日試験だしちょうどいいから読んでおこう」と思って読んでみると、どうも自分の持っている知識とは異なることが書いてありました。
混乱しながらも読み進めると、どうも法改正があったことがわかりました。慌てて参考書の発行年月日を確認すると、法改正よりも前の日付になっていました。
ここにきてまさかの覚え直し!!!
法改正の詳細はユーキャンのサイトにまとめられていました。
幸い法改正項目はさほど多くなく、前日夜でなんとか記憶修正ができました。法改正の修正箇所を読んだ時にようやく「過去問の答え合わせの違和感はこれだったのか…」と知ることになりました。
資格系の勉強は最新情報を把握しておくことが大切ですね。
まとめ
試験当日は子供を義理の両親に預けて行ってきました。息子が私の両親・義理の両親になついているからこそ一人で試験を受けに行けました。息子はいい子でお留守番していてくれました。そんなワガママを言って受けに行った試験なので、合格してよかったです。
久しぶりに自分の目標を持ちながら勉強をできたのが楽しかったです。続けて2級の資格にもチャレンジしたいですし、育休明けにアピールしていきたいと思います。