ハイスペ女子( )のよこしまな所感

元社畜・現育休中30歳OVER女子( )の日々の所感。

近頃の子供のお誕生日会事情って

日経新聞朝刊の文化ページに川上未映子さんの「忘れられない誕生日」という記事がありました。

www.nikkei.com

内容は少し目頭が熱くなってしまいそうな苦い暖かい思い出の話なのですが、読んでいて興味深い箇所が記事の導入部分にありました。

川上未映子さんは4歳のお子さんがいらっしゃるのですが、その友達の間で「お誕生日会が流行っている」という話です。

どこかのお店やスペースを借り切って、たくさんのお友達を呼んで開催する、というのが本当に多いのだ。そんなのタレントとか芸能人のブログの中だけの話だと思っていたけれど、わたしの住んでいる地域の性質にもよるのかなんなのか、これには相当驚いた。 

単にお誕生会をやっているという話なら私が子供の頃もあったので、どうということはないのですが、周りでは結構本格的なお誕生日会が催されていますよ、ということなのです。西洋の文化がじゃんじゃん流れ込んできているわけですね。(てきとう)

Birthday Cake January 2013

私の息子はまだ1歳ですし、私の友達にもまだあまり大きな子供がいる人はいないのでピンとこないのですが、実際のところ流行っているものなのでしょうか? 

ズボラな私はちょっと大変そうだな〜なんて一瞬思ったのですが…いやいやいや!もしかしたら自分で素敵なお料理を作り自信がないような私のような人にとっては、家にお友達を招いてやるよりは断然ラクなのかも!

でも「あのうちの子はこんなおしゃれカフェでやってる!うちも負けじとあのおしゃれレンタルスペースとるわよ〜!!」的なママのマウンティングに使われているとしたら面倒くさいですね(考えすぎ笑)

 

そんなわけで(?)子供の誕生日会に使えそうなレストランやカフェをなんとなく調べてみました。

気になったものをメモがてら、ここに残しておこうと思います。

アンパンマン&ペコズキッチン

tabelog.com

横浜アンパンマンこどもミュージアムにある不二家が経営するレストランだそうです。

バースデープランについてはこちらで説明されています。アンパンマンのケーキなどが楽しめるそうです。ウェイ系パーティ向けというよりは、家族でまったりお祝い用ですね。

息子はアンパンマン大好きなので、いつか横浜アンパンマンこどもミュージアムに行ってみたいな〜と思いつつ、自宅から横浜が結構遠いので重い腰が上がりません。

バースデープランでなく通常のメニューでもアンパンマン感満載なので、息子がアンパンマンを好きなうちに行っておきたいですね。

レゴランドディスカバリー・センター東京

www.legolanddiscoverycenter.jp

自分が子供だったら絶対嬉しかっただろうな〜という妄想をしながらこちらもメモ。レゴブロック、大好きだったんですよね。

お台場にあるレゴランドのパーティスペースでキッズパーティができるそうです。こういう非日常空間、子供の時は嬉しいですよね。パーティの後は施設内で遊べるそうです。子供的なウェイウェイパーティが楽しめそうです。

 

あとはファミレス系やおしゃれ〜な親子カフェ系の場所で子供向けパーティができるみたいですね。

などなど調べてみたものの、うーん、さすがに次の2歳の誕生日じゃ早すぎだよなぁ笑。

 

 

育休から仕事復帰したいけど実の母が反対する現象

「母ブロック」って言葉、知ってますか?

www.nikkei.com

今日の日経新聞で紹介されていました。(以下引用)

仕事と子育ての両立を進める娘の前に、母親が壁のように立ちふさがる現象。

(中略)

保育所を利用すると「子どもがかわいそう」「私はあなたに寂しい思いをさせなかった」などと問い詰めることがある。本当は自分も仕事をしたかった、子どもや夫に尽くして自分のことは後回しだった、という母親本人の無念さが込められている面もある。 

この現象自体はものすごく身に覚えがあるのですが、「母ブロック」という言葉は初めて聞きました。もしかして実は今流行っている言葉なのかと「母ブロック」でググってみたのですが、全然ヒットしませんでした。 母からLINEでブロックされました的なものが多く引っかかるのみです。日経新聞の造語なのでしょうか?

 

それはさて置き、便利な言葉なので使うことにします。先ほども書きましたが私はこの母ブロック現象に身に覚えがあります。

まぁ今現在、息子を保育園に入れられていない状況ではあるのですが、保育園の申し込みを出すにあたって実の母から「まだ小さいのにかわいそう」等、反対する言葉をかけられました。

しかし母がこう思ってしまうのも無理はないかと思うのです。母が子育てをしていた時は母親は仕事を辞めて家事や育児をするのが当たり前のような時代でした。なので女は子供を産んだら子育てに力を入れるものという考えが根強くあるのだと思います。

しかし私は矛盾を感じてもいます。母は教育ママでした。私に小学校から受験をさせるほど教育熱心でした。

私の母自身は専門学校卒業だったのですが、それゆえに悔しい思いをすることもあったそうです。仕事面でももちろん、結婚も考えていた人に「ママに専門卒の女はダメと言われた」とフラレた経験もあると言っていました。そんなこともあってか、子供には教養と学歴をしっかり与えたいと思っていたのだそうです。

その甲斐あって私は"学歴のある"人間となったわけなのですが、そうなれば仕事をバリバリすることに興味を持っても仕方がないことだとも思うのです。だって私は母のように結婚や仕事で悔しい思いをしないために教養と学歴を植え付けられたのですから。(あえて嫌味っぽく書きますがw)

なのに30歳過ぎてから「仕事はそこそこに育児がんばりなさい」って言われても!とw

 

しかし、母も不思議な人で(というかおそらく負けず嫌いなので)あまりに息子が保育園に入れない状況を見て、最近は応援してくれています。

「選考に落ちるのはなんであっても許せない」と言っていました。教育ママの執念ですかねw

1歳でもディズニーシーが楽しめた

東京ディズニーランド・ディズニーシーが今年4月に入場料値上げして以降人気がなくなってるなんて噂があったので、期待して今月スターライトパスポート(休日15時から入園できるパスポート)を購入してディズニーシーに行ってみたんですが、混んでました。 千葉県民の私でも経験したことないビックリな混みようでした。

www.nikkei.com

なんだ、値上げでも来園者堅調らしいじゃないですか〜〜〜

ディズニーシーは15周年だったんですね。(無知)

さて、混んでいたながらも1歳4ヶ月の息子はディズニーシーをエンジョイしました。1歳2ヶ月時点でディズニーランドにデビュー済ではあったのですが、シーの方が楽しめていたように見受けられました。(月齢の差を考慮しても)

友達の子供の様子を見ていると「ランドの方が楽しめていた」派と「シーの方が楽しめていた」派がいるので、おそらく子供によるのでしょう。

1歳でも乗れたアトラクション・入れたレストラン

当日、利用したアトラクションとレストランを紹介します。

主にアラビアンコーストとマーメイドラグーンで遊びました。

アラビアンコースト

アラジンのテーマエリア「アラビアンコースト」。ここのアトラクションに乗れました。

・キャラバンカルーセル

アラビアチックなメリーゴーランドです。馬だけでなくランプの精ジーニーの乗れたり、象に乗れたりします。

www.tokyodisneyresort.jp

頑張って一番外側の列のジーニーをゲットしました笑。ちなみに一番外側の列のジーニーは2体しかいません。ジーニーに乗った様子は同行者(私の母)に写真を撮ってもらいました。

1歳でも保護者と同乗であれば乗ることができます。シートベルトを子供につけて、親がその後ろから支えるような形です。馬や象だけでなくベンチもあるので、子供を乗せるのは不安…という人はベンチでも良いと思います。

息子は、結構はしゃいでいました。

・シンドバッドストーリーブックヴォヤッジ

ボートに乗ってシンドバッドの冒険の話を楽しむアトラクションです。

www.tokyodisneyresort.jp

涼しくて快適でした笑。夏には外せないアトラクションですね…。

息子はちょっとポカ〜ンとしていました。まだ内容が難しかったかな…。ちなみにアトラクションとしての形態が似ているディズニーランドのイッツアスモールワールドに乗った時は結構はしゃいでいたので、反応に差があるなぁと感じました。

マーメイドラグーン

リトルマーメイドのテーマエリア「マーメイドラグーン」は地下にあるので涼しくて夏は嬉しいです。子供向けのエリアなので助かります。

・ジャンピンジェリーフィッシュ

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上下するクラゲに乗るアトラクションです。

スピードは遅いので全く怖くありません。息子も楽しそうにしていました。2回乗りました。

子供を膝に乗せた状態では乗ることができないので、一人でおとなしく座れない場合は危険ですので控えた方が良いと思います。

息子は一応一人で座っていられますが、万が一立ち上がったりしたら怖いので、横からずっと抑えて乗りました。

・アリエルのプレイグラウンド

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かなり広いプレイグラウンドです。子供だらけ。

息子はここで一番盛り上がっていました。噴水が噴き出してくるエリアがあって、そこで大興奮です。正直別にディズニーシーである必要性がない遊び方かもしれませんが。。

まさか噴水で大遊びすると思っていなかったので、水遊びパンツを持ってきていなかったのですが、水遊び大好きなお子さんがいる方は水遊びパンツと着替えを持ってきた方がいいと思います。

噴水エリアはプレイグラウンドの中でも一番の人気スポットでみんなビショビショになって遊んでいます。

仕方がないので、普通のオムツとTシャツだけで遊ばせました。着替えは汗をかいた時用に持参していたので、なんとかなりました。

・セバスチャンのカリプソキッチン

当日かなり混んでいてレストランに入るのも苦労しそうだったので、わりと回転率の良いこちらのレストランに入ってしまいました。

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1歳児向けのメニューなどはないです。息子には持参したご飯を食べさせました。ベルト付きのチェアはあります。

乗りたかったアトラクション

待ち時間の都合や息子の機嫌などで見送ったものを紹介します。

タートルトーク

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ファインディングニモのキャラクターであるカメのクラッシュとお話をすることができるアトラクションです。息子も楽しめるかな?と思っていたのですが、待ち時間が75分だったので諦めました。

ディズニーシーエレクトリックレールウェイ

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パーク内を走る電車です。息子は電車が好きなので是非乗ろうと思っていたのですが、その矢先爆睡してしまったので「息子が寝てるんじゃ意味無いな」と乗車を見送りました。

ディズニーシートランジットスチーマーライン

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パーク内を一周する蒸気船です。こちらも乗ろうとは思っていたのですが、息子の睡眠とうまくタイミングが合わず、見送りました。

まとめ

1歳4ヶ月にもなるとディズニーリゾートもそれなりに楽しめるようになります。

ただやはり日によっては気候がキツかったり、ものすごい混雑だったりするので、臨機応変に無理なく楽しむのが大事だな〜と思いました。

千葉県民(しかも浦安わりと近く)にとっては自分の子供とディズニーリゾートに行くというのがささやかな夢だったりもします。叶えられて楽しかったです。

帰宅した後、息子はディズニーシーのショップ袋のミッキーミニーをそれぞれ指差しながら「ほぉえ!ふえ!」としつこく何か喋っていたので「彼なりに何か響いたんだろう」と都合よく解釈しておきます。

これ以上暑くなると1歳児連れて炎天下を歩き回るのは辛いので、秋以降にまたディズニーに行ってみようかな〜と思っています。

セミセルフレジ拡大中

私は電子決済が好きです。楽ですから。

財布の中を見て小銭を数える必要がなく、「電子マネーで」と告げてピッとするだけです。

使っている電子マネーSuicaです。

JR東のコンビニNEWDAYSはセルフレジがあります。自分で買うもののバーコードを読み取らせて、最後にSuicaで決済します。

なぜか店員さんが立っているレジには大行列ができるのにセルフレジには全然人が並ばないんですよね。なので私はいつもササっとセルフレジで会計を済ませてNEWDAYSを出て行きます。

ただセルフレジばかりがスムーズなわけではないんです。

ルフレジがあるスーパーがポツポツと増えてきましたが、このスーパーのセルフレジはとても並ぶんです。熟練の店員が立つレジの方がはるかに早いです。

NEWDAYSに比べてスーパーは購入する品数が多いので、慣れていない素人がレジに読み取らせる作業にどうしても時間がかかるのでしょう。

店員さんが付きっ切りでセルフレジの使い方を教えている場面も見かけることがあります。それじゃセルフレジの意味がないですよね。

 

さてそこで「セミセルフ」レジの登場です。

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店員は商品の価格を読み取るだけで、来店客は自分で精算する仕組み。

(中略)

セミセルフレジは専用レジで来店客が現金や電子マネーで精算を済ます。

商品の情報読み取りは熟練した店員が行い、決済は簡単な電子マネーで済ませる、という仕組みですね。良いとこ取りです。

今のところ、自分の生活圏内にセミセルフ式を導入しているスーパーチェーンはないのですが、この方式は拡大してきているようなので数年以内にどのスーパーでも利用されるようになるかもしれないですね。

そしてそのうち読み取り作業はロボットができるようになるでしょう。

夫が育休を取っちゃダメなのか

ふと「なんで私がいま育休を取っているんだろう」とぼんやり考えることがあります。

息子は1歳4ヶ月になりました。しかし入れる保育園は見つからない状態です。だから親が育休を取らざるをえないのは承知しています。

それにしてもなぜ夫でなく私なのか、と思ってしまうことがあるのです。子供がもっと小さい頃は母である私がオッパイをあげなければならなかったから私が休んだ方が好都合だったけれど、今はもう息子はオッパイを卒業してご飯をモリモリ食べますし、遊び場に行けば友達や父親と遊ぶこともできます。

もはや別に"私"が仕事を休んでいる必要はなく、夫が休んだっていいのです。

給料も同程度なので、夫が休暇を取って私が働いても世帯年収がガクンと下がるわけでもありません。

とは言え、現在夫はアメリカに単身赴任中だから無理なことなんですけどね。でも、仮に夫が国内勤務だったとして、この時期に夫が育児休暇を取っていたかというと、それはない気がします。

しかし夫を責めるわけではないのです。夫は働きながらもたくさんのサポートしてくれています。彼には育児に参加する気持ちが大いにあるのですが、やはり「育休は母親が取るもの」「男が育休って変じゃない?」という概念が社会にあるから夫は育休を取らない(取れない)んだと思います。

女が育休を取って仕事に復帰できるようになったり、男にも育休が認められるようになっているだけ、進歩していてありがたいことなのかもしれません。

今日の新聞には2015年度の男性の育児休暇取得率が過去最高になったという記事が出ていました。

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昨年度の男性の育休取得率は2.65%で過去最高だったそうです。

女性の育休取得率は81.5%とかなり高いのでそれに比べるとまだまだ低いのですが、値が伸びている点は喜ばしいことだと思います。

ところで女性の育休取得率は前年度より5.1ポイント減少したそうで、これが男性の育休取得率が上がった影響であれば良いのですが、減少した原因について

29人以下の小さな事業所で女性の取得率が67.9%と前年度と比べて11ポイント低下したのが一因。

と書かれていました。なぜ小さな事業所では低下しているの?ということについては憶測でしか考えられませんが、小さな事業所では従業員が育休を取っている余裕がなくなっているのかもしれませんね…。

 

愚痴ばかりを言っているようになりましたが、育休を取っていて良かったなと思う場面もあります。

息子の成長は1歳を過ぎてからより目覚ましく、毎日毎日変化があるので、その成長ぶりを間近で常に見られるというのは労働では味わえない楽しさがあります。

昨日もご飯をあげていたら、ほっぺを叩きながら「おいしー」と言われたのでキュンとしてしまいました。食事中にほっぺを叩く仕草は今までもあったのですが、「おいしー」という言葉を発したのは初めてでした。

 

こんな「仕事早く戻らないと不安だ」なんて悩みも5年、いや3年すれば「くだらんことで悩んでたな」と思える日が来るのかもしれません。

 

誰でも顔パスで買い物できる日が来る…かも

2016/7/26の気になるニュース。

毎日自己満でこのカテゴリでブログを書いてきていたのですが、毎日3つ選ぶのは止めようかと思います。一つの記事としてまとめるのが難しいんで…。

相変わらず自己満で新聞読んで気になったことを気ままにまとめます。

 

さて、今日気になったニュースはこちら。

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かれこれ10年ほどSuicaで改札を通る度に「すべての支払いが一つに集約されて、しかもわざわざカードを出さないで顔パスできる日はいつくるのだろう」なんて思っていました。

便利じゃないですか?生体認証で個人を特定し、その人の電子マネー財布から引き落としをするんです。

重い財布を持つ必要はなしですし、"落し物する"という概念も無くなります。システムが徹底されて例えば店の出口で決済されるようになれば万引きや不払いもできなくなります。

そんなことをよく妄想していました。

電子マネーが利用出来るシーンは増えてきたので"支払いの集約"はだいぶ現実味を帯びてきました。とはいえ電子マネーサービスがたくさんありますし、まだまだ現金でないと買い物できない店はたくさんありますから、一つに集約というのはだいぶ先になりそうですが。

支払い方法に関してはまだまだSuicaなりnanacoなりカードや端末を出さなくてはいけない状況です。

しかし朗報!

ジェーシービー(JCB)と富士通インドネシアの地場銀行と組み、手のひらをかざすだけでクレジットカード決済ができるシステムの実証実験をジャカルタで始めた。

なんとカードや端末を出さずとも自分さえいればクレジットカード決済できるシステムの実証実験が始まったというのです。

あらかじめ手のひらの静脈とカードの情報を登録しておくと、認証装置に手のひらをかざすだけで決済できる。財布やカードを持ち歩かずに支払いができ、指紋認証と比べ偽造されにくいため安全性が高いという。

安全性も高そうで期待できます。

顔パス(手パス)で買い物できる日は案外すぐ来るかもしれませんね。

ロボットに仕事を奪われるというよりも

現在存在している職業の多くは将来ロボットや人工知能に取って代わる…などと言われています。そうだろうなと思います。

けれどそんな日は「はい、あなた明日から仕事ありません」というような具合に突然やってくるわけではなくて、徐々にだと思うのです。

例えば"10人が1日8時間かけている仕事"が段々と"5人"いればよくなり、"2人"いればよくなり…と、徐々に必要な人間の労働力が減っていくのだろうと思います。

私たち人間の仕事が奪われるというよりも、数が減り始めている人間の中で手が回らなくなっている穴をロボットや人工知能が埋めてくれるのが"最初"なのではないでしょうか。

今日の朝刊ではたまたまそう実感させられる記事が目につきました。

1. 自動運転車は新たな公共交通機関になりうるか 

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2018年度に地方で自動運転車を使った送迎サービスの実証事業が始まります。

都内に住んでいれば想像もつかない世界かもしれませんが、人口減少で公共交通機関の採算が取れない地方があります。そのような場所では人間が運転するバスやタクシーを走らせるよりも自動運転車サービスを整備した方が良いのでは…というわけです。

完全な無人なのか、安全性はどう担保するのか、利用したいと思う高齢者はいるのだろうか?など気になる点もありますが、それにしても保守的な日本でこのようなサービスの実証事業が数年以内に始まるとは思いもしませんでした。

鉄道はとっくにワンマン運転や無人運転は実現しているわけですし、自動車もそれに続いて、人件費のかからない新たな公共交通機関となり得るか、注目したいと思います。

2. 家畜見回りシステム

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かなりニッチなシステムではあるのですが、畜産農家向けの"食用牛の転倒を検知するシステム"が開発されました。

牛は転倒してそのまま気づかれないと肺などが圧迫されて死んでしまうのだそうです。

このシステムが導入されれば畜産農家はそのための見回りに割く時間を減らせますし、牛を確実に育てることができるのでコストを減らすこともできます。

先の地方の公共交通機関と同じく、農家も人出不足が課題となっていますから、このような人の手が回らないところを埋めてくれるシステムは必要不可欠です。

このようなレベルのシステムを皮切りにどんどんシステムやロボットに助けられる範囲が広がっていくのだと思います。

3. イネ見守りシステム

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もう一つ見守りシステムの記事がありました。見守り対象はイネで、かなり壮大なスケールです。

人工衛星を使ってイネの生育状況を調べ、品質向上や収量増につなげるシステムを開発します!という話です。

所有する水田が分散している農家や、大規模農家、また高齢者農家の作業軽減が期待されています。

このシステムも、少ない人間の労働力でより多くの成果を出すことを目指しているわけですね。

 

このように、人手不足の業界にはかなり実用的なシステムや人工知能がかなり身近なものになっているように感じます。減少している人間の労働力の穴埋めとして、これからも台頭してくるシステムやロボットとうまく共存していけたらいいですよね。

たまに「エクセルで計算したものを手計算で確認させられる」みたいな頭の固いオッサン上司のネタがネットで出回っていることがありますからねw